風月同天 [馬]
先日サウジアラビアで開催された世界最高賞金レース第1回サウジカップはマキシマムセキリュティが勝ちました。
ケンタッキーダービーを斜行のため1着から17着に降着という派手な経歴を持ちますが、その実力は噂に違わぬものでした。
驚いたのは前座レースに日本から参戦のフルフラットとマテラスカイの快走です。
両馬とも森厩舎所属で馬主も同じというマル外ですが、日本での実績は『なんで海外行くの?』と疑問を持たれてしまうようなクラスです。
適性があるから挑戦するという関係者の見る目の正しさに恐れ入るばかりですわ。
海外遠征は特別な馬の特別なことじゃないという時代になったんですなぁ。
画像を探したら2017年ヒヤシンスSのパドックで撮影したマテラスカイがありました。
エピカリスの画像ばかり残ってる中で、当時13番人気の馬を何故撮影したのか自分でも覚えていません。
たぶん額の見事な流星にシャッターを切っていたのでしょう。
あのとき未来のダート王と思ってたエピカリスは、UAEダービー2着後に故障もあって思うような成績を残せませんでした。
大井移籍後も勝ち星をあげられず、今は種牡馬としてレックススタッドにいるようです。
そして地道に走り続けたマテラスカイはドバイ、アメリカ、サウジと世界を股にかける馬に成長しました。
次走も日本に戻らず転戦するようです。
日本だろうとドバイだろうとアメリカだろうと、同じ空の下ですな。
がんばれスカイ。
百舌派二刀流 [馬]
フェブラリーSはモズアスコットが快勝しました。
一昨年の安田記念に続くG1勝利は芝&ダートの古馬マイルG1制覇という偉業となりました。
アスコットの父は史上最強マイラーとして名高いフランケル。
ダートOKなのは母系の血ですかね。
サンデー系の血が入ってないので種牡馬として人気が出そうですな。
次はオーストラリアのドンカスターマイルの予定だそうで、どのくらいのハンデになるかなぁ。
目指せ世界のマイル王!
ファラオの紋章 [馬]
先週東京のヒヤシンスSはカフェファラオが順当勝ちしました。
着差はそれほどでもありませんが、レースぶりから圧勝といってもいいでしょう。
パドックで見ていると、特に目立ったところはなく普通の馬でした。
前評判から期待してただけに何のオーラも感じないことにちょっとガッカリしたくらいです。
普通でこれだけ強いんですから、アメリカ競馬史に輝くアメリカンファラオの血をなめてはいけませんな。
ブリーダーズカップを目指してほしい逸材です。
コロナ感染拡大の影響で無観客競馬が始まりました。
誰もいないパドックを馬が回り、歓声のないスタンドの前を馬が走る・・・
馬も『何か変だな~』と感じてるでしょうかね。
なんとかクラシックの無観客だけは避けてほしいところですが、こればかりはコロナ次第ですからねえ。
手洗いの励行と免疫力の強化に努めましょう。
吹けよ風 [馬]
土曜東京9Rフリージア賞はサトノフウジンが勝ちました。
兄ギベオンに続く兄弟制覇というオマケ付きの2勝目でオープン入りです。
セレクトセールで2億円という高額で落札された良血馬ですが、問題はこのあとのローテですね。
レース直後は2着馬とはコース取りの差かと思ってたんですが、画像見たら抜け出した後に石橋騎手が2着馬の脚色を確認してました。
ビッシリと追い続けるのが持ち味の石橋くんがこの余裕ですから、まだまだ余力があったということでしょうか。
この勢いで皐月賞トライアルを使うか? それとも一息入れてダービーへと照準をきりかえるのか?
クラシックで嵐を呼ぶ存在になれるか次の一戦が注目です。
今日はG1フェブラリーSですが、私が楽しみにしてるのは9RヒヤシンスSです。
3歳ダートのオープンですが、この路線で活躍する馬をたくさん輩出してるんですよね。
今年の注目馬はカフェファラオ。
コロナ対策をして競馬場へ向かいます。
最優秀障害馬 [馬]
先日高市調教師が亡くなりました。
がんと闘いながら昨年はシングンマイケルで中山大障害を制したばかりでした。
マイケルは2019年のJRA賞最優秀障害馬となり、今年も更なる飛躍が期待されています。
画像を探したらデビュー戦芝千八2着のゴール前がありました。
平地では2着3回がありましたが勝ちきれず、障害に活路を求め丸2年かけて障害の頂点に駆け上がっています。
ちなみにデビュー戦で1着だったインシュラー(左)はその後大きな活躍ができず、昨秋障害デビューして2着になってました。
デビュー戦でワンツーの馬が3年後に障害の未勝利と頂点にわかれましたか。
年末の中山で再戦となれば面白いですね。
深山桜 [馬]
クイーンCはミヤマザクラが勝ちました。
レース前は距離適性から桜花賞をパスする話もあったらしいですが、胸を張って桜に向かうでしょう。
レースは人気薄インザムービーの大逃げで「これ残るぞ」とスタンドがざわつきました。
驚いたのはマジックキャッスルの末脚で、ミヤマザクラで決まりだと撮影してたら突然外からファインダーに入ってきてゴールではクビ差までつめよってます。
本番ではこっちかなあと思えるキレでした。
今日の府中はこれから雨模様で馬場がどうなるか・・・
あの馬の末脚のキレが鈍るようだと穴馬の出番があるかもしれません。
AJCC [馬]
早いもので新年の中山開催も今週で終わりです。
メインはG2アメリカジョッキークラブカップ。
カタカタのみの重賞名では一番長い名称で、よくAJC杯とかアメリカJCCと省略されてます。
今年はブラストワンピースが参戦しますが、フランス帰りで調整はうまくいってるのかが問題ですね。
昨年の成績が期待を裏切るものだっただけに、ここは名誉挽回と圧勝してほしいのですが・・・
スティッフェリオあたりを捉えきれずなんて気もします。
画像は10年前にAJCC連覇という偉業を成し遂げたネヴァブションです。
AJCCではなくJCの返し馬で撮影したもので、ネヴァブションのまともな画像はこれしかありません。
JRAで50戦以上もタフに走り続けた名脇役でしたが、中山のG2なら主役でしたね。
明日はどの馬が主役になるのだろう?
2019JRA賞 [馬]
昨年の年度代表馬はリスグラシューとなりました。
アーモンドアイとの直接対決を制し、GⅠを3勝ですから順当でしょう。
思ったより差が開いたのが最優秀2歳牡馬の投票ですか。
コントレイルとサリオスの比較で日本レコードの分だけコントレイル有利と見てましたが、接戦どころかダブルスコア以上の差になるとは・・・
某調教師はマスコミに嫌われてるから、こういうとき票が入らないなんて話も聞こえてきました。
2頭の対決は皐月賞になりそうですが、どんな名勝負をみせてくれるか楽しみです。
謹賀新年 [馬]
令和初の新年を迎え、競馬も毎年恒例の金杯から始まりました。
平成の競馬はオグリキャップに始まり、牝馬の時代となって終わりましたが、最大の象徴となったのはこの馬でしょう。
ディープインパクトは日本競馬史上最高のサラブレッドです
競走馬として、なにより種牡馬として残した功績がアンビリーバブルですよ。
令和の競馬は「ディープを超えろ」が合言葉となりますな。
まずはその強さを超える馬が今年出てくることを期待しましょう。
満開の花道 [馬]
有馬記念はリスグラシューが圧倒的な強さを見せて引退の花道を飾りました。
先日発表されたレーティングでは126という破格の数字で、牝馬は+4されますから実質130となり、これは国内最高値らしいです。
今後変更されるる可能性もあるそうですが、傑出した強さだったことはたしかですな。
レースは4角芝で撮影してましたが、リスグラシューは終始内にいて1周目はまともに写ってません。
最後は内から外に出してきましたが、そのときはサートゥルナーリアを撮ってました。
従って上の画像は昨年東京新聞杯を勝った時のものです。
2歳秋アルテミスSを勝った時が428kg、4歳春のこのときが448kg、そして先日の有馬で468kgですから、成長し続けて完成したところで引退となりました。
この強さなら来春のドバイも狙えそうですから、本当に惜しまれながらの引退ですな。
順調なら産駒が走るのは2023年かな。
楽しみに待ちましょう。
またマーフィー [馬]
ジャパンカップではスワーヴリチャードが久しぶりの勝利をあげました。
鞍上はテン乗りのO・マーフィー騎手で、日本でのG1初勝利でした。
昨年末の初来日から勝ちまくり、当初は馬券的にオイシイ騎手といわれましたが、今では人気になりまくりでオイシクありません。
JCでもマーフィーじゃなければ単勝はもっとついてたでしょうね。
まだ24歳ですから、Ⅾ・レーン騎手(25歳)ともに短期免許の常連になるだろなぁ。
日本の若手もがんばってくれよ。
速い、速すぎる [馬]
美味すぎるのは十万石饅頭ですが、コントレイルは速すぎました。
東スポ杯で記録した千八1:44.5はもちろん2歳の日本レコードです。
これがどんな恐ろしいタイムかといいますと、私が初めて千八の日本レコードを見たのがサクラユタカオーの毎日王冠でした。
4歳秋に完成された古馬のユタカオーが記録したのが1:46.0です。
30年以上前のタイムと比べるのはどうかとも思いますが、あのユタカオーの毎日王冠、秋天はスピード競馬時代の幕開けだったと思ってます。
(超オールドファンならトウショウボーイの登場を思い出すかもしれません)
私にとって衝撃だったタイムをデビュー2戦目の2歳馬が超えていくとは・・・ 昭和は遠くなりましたなぁ。
第39回目を迎えるジャパンカップに外国馬の参戦はありません。
日本のスピードには対応できないと白旗をあげたってことですかな。
令和という新時代に日本競馬はどこまで進化しますかね。
楽しみであり、恐ろしくもあります。
ちなみに明治は遠くなりにけりと詠まれたのは、明治が終わってからおよそ20年後らしいです。
血の宿命 [馬]
先週の新馬戦でモノが違う勝ちっぷりで注目を集めたのはスカイグルーヴでした。
芝の強め調教という感じで楽に後続を0.9秒ちぎって力の違いをみせつけました。
その血統が実にオールドファンを喜ばせてくれますな。
父父シンボリクリスエス、父母シーザリオですからスペシャルウィーク、マルゼンスキーという懐かしい名前がでてきます。
母父キングカメハメハ、母母アドマイヤグルーヴで、母系はエアグルーヴ、ダイナカールです。
ダイナカールの父はあのノーザンテーストですよ。
令和の新時代に昭和の競馬が鮮やかに蘇ってきますわ。
さすがにマルゼンスキーは私もリアルタイムで見てませんがね。
来年のオークスが楽しみですが、もしかしてダービーなんて可能性も感じさせてくれる馬です。
里之風神 [馬]
今日は文化の日です。
例年なら入間基地航空祭に行くのですが、曇天で午後から雨予報ということで回避。
ブルーインパルスは昨日快晴の予行を見に行きましたので、今日は東京競馬場で新馬を撮ってきました。
4Rは1番人気サトノフウジンがキレ味鋭い末脚で後方から差し切り勝ちです。
スタート後にまったく行き脚がつかず最後方に取り残されてスタンドがどよめきましたが、直線の追い込みでもスタンドがどよめきました。
来春へ向けてまた楽しみな一頭が登場しましたね。