謎の女 [馬]
2017年のオークス馬ソウルスターリングが引退します。
怪物フランケルの娘は圧倒的力を見せつけたオークスの後、別馬のようになってしまいました。
転機は17年の毎日王冠で、休み明けながら歴戦の古馬を相手に1番人気に支持されてました。
ところがスタート後から力みっぱなしで先頭に立つという展開から、最後は8着に沈むという想定外の結果に。
その後は敗戦を繰り返し、輝きを失ったまま2年以上の月日が経ちます。
画像はその毎日王冠のパドックで撮影したものです。
女帝として君臨するだろうと思われたスターリングに一体何があったというのでしょう?
体調ではなく内面の問題としたら、馬は話すことができませんからなぁ。
まぁ話せたとしても男に女の気持ちはわからんでしょうな。
その昔、左腕に銃をつけた海賊がいってました。
「男はみんなうぬぼれ屋で低能だ・・・ そして女は永遠に・・・ 謎か」
桜吹雪 [馬]
昨日の東京は雪が舞いました。
テレビ観戦の中山競馬は、ゴール前のスーパースローが雪が邪魔で際どいハナ差がわからない始末。
もう3月中旬ですよ。
しかも暖冬の影響から史上最速で桜の開花宣言が出された日に雪とは・・・
異常気象という異常が普通になってしまったんでしょうかねぇ。
今日は阪神で桜花賞トライアルがありますが、昨日中京のファルコンSで桜花賞候補が飛び出しました。
画像は昨年赤松賞で撮影したシャインガーネットです。
阪神のトライアルと距離は同じでも、牡馬相手の重賞を選んでの快勝ですから大したものですな。
馬の様子を見て桜かNHKか選ぶという陣営の話ですが、今年の桜戦線は混戦模様です。
武に乗り替わりになるレシステンシアが中心になるのでしょうが、リアアメリアの復活はあるのか?
それとも新たなヒロインが彗星のごとく登場するのか?
阪神名物の桜は暖冬で桜花賞前に散ってしまうのではないか?
気になりますなぁ。
Show the flag [馬]
報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)はサトノフラッグが快勝しました。
・・・しかし長いレース名ですなぁ。
弥生賞は弥生賞で残して、ディープ記念を新設すればいいだけの話だと思うんですがね。
それはさておき、ディープの名がついた初のレースをユタカがディープの仔に乗って勝つとは出来すぎですな。
国枝師もマーフィー騎手もすごい馬だとべた褒めのフラッグでしたが、重馬場の新馬戦でいいとこなく負けてたので半信半疑でした。
その新馬戦返し馬での画像です。
まさか2戦目をレコードで勝ち上がり、3連勝で弥生賞までぶっこぬくとはなぁ。
これでクラシックの有力候補に名乗りをあげたわけですが、ワーケアを物差しにするとコントレイルといい勝負になりそう。
マイル戦しかしてないサリオスが距離伸びてどんなパフォーマンスを見せるのか?
京成杯の勝馬クリスタルブラックの末脚も侮れない。
皐月賞が無観客にならないことを祈るのみです。
風月同天 [馬]
先日サウジアラビアで開催された世界最高賞金レース第1回サウジカップはマキシマムセキリュティが勝ちました。
ケンタッキーダービーを斜行のため1着から17着に降着という派手な経歴を持ちますが、その実力は噂に違わぬものでした。
驚いたのは前座レースに日本から参戦のフルフラットとマテラスカイの快走です。
両馬とも森厩舎所属で馬主も同じというマル外ですが、日本での実績は『なんで海外行くの?』と疑問を持たれてしまうようなクラスです。
適性があるから挑戦するという関係者の見る目の正しさに恐れ入るばかりですわ。
海外遠征は特別な馬の特別なことじゃないという時代になったんですなぁ。
画像を探したら2017年ヒヤシンスSのパドックで撮影したマテラスカイがありました。
エピカリスの画像ばかり残ってる中で、当時13番人気の馬を何故撮影したのか自分でも覚えていません。
たぶん額の見事な流星にシャッターを切っていたのでしょう。
あのとき未来のダート王と思ってたエピカリスは、UAEダービー2着後に故障もあって思うような成績を残せませんでした。
大井移籍後も勝ち星をあげられず、今は種牡馬としてレックススタッドにいるようです。
そして地道に走り続けたマテラスカイはドバイ、アメリカ、サウジと世界を股にかける馬に成長しました。
次走も日本に戻らず転戦するようです。
日本だろうとドバイだろうとアメリカだろうと、同じ空の下ですな。
がんばれスカイ。
無観客引退 [騎手]
四位洋文騎手が2月末付けで引退しました。
JRA通算1568勝は歴代14位の勝鞍ですが、なによりウオッカ、ディープスカイでのダービー連覇という偉業が輝いてますね。
ウオッカの牝馬によるダービー制覇は、クリフジ以来64年ぶりという快挙でした。
そして先日の無観客競馬というのも1944年以来のことで、そんな日に引退とは四位騎手は何か持ってますな。
今後は調教師として競馬に関わっていくわけですが、馬だけでなく新人騎手も育ててほしいです。