冬競馬 [競馬場にて]
今日の東京競馬場は寒かった。
あまりの寒さに一般席は空席だらけで、スタンド内が混雑する始末。
そんなスタンド内センターコートでは競馬講座が行われ、元騎手の赤見千尋さんが登場。
彼女は既に廃止された高崎競馬所属だったのですが、貴重な東京競馬場での騎乗体験を語ってくれました。
ネットで調べたところ、そのレースは2000年4月23日の6Rと9R。
6Rダートでは最終コーナーを回り直線だと思って追い出して先頭に立ったら、そこはまだ3~4コーナーの中間で、またコーナーになって驚いたとか。
馬も驚いてたそうです(笑
高崎競馬場は1周1200mで、府中のダートは1周1900mですから、感覚が全然違うのでしょうね。
9Rでは初めて芝のレースに乗り、返し馬でクッションの良さに驚いたとか。
やっぱり馬も驚いてたそうです(笑
レースは大差のシンガリ負けだったけど、ダートコースに移って戻ってくることを知らなかったため、ウイニングランのように芝コースを戻ってきてしまい、拍手で迎えてくれた観客がいたとか。
小回りダート競馬場育ちの彼女に、東京競馬場はカルチャーショックといっていい思い出を残したようです。
画像は2008年2月の白富士ステークスの本馬場入場時の1コマ。
ダートコースから入場して芝コースに出るはずが、誘導を間違えてウイナーズサークルに出てしまい、当然ラチは開いてませんから誘導馬がUターンしてます。
どうするんだと見てたら、芝コースの内ラチにいた係員がすっとんできて、ラチを開けてここから入場させました。
この程度なら笑い話ですみますが、この翌年障害レースのスタート地点を間違えるという失態をやらかします。
先日笠松競馬ではレース中のコースにトラクターが進入して、レース不成立となった事件がありました。
慣れというのは怖いですね。
強ければそれでいいんだ [馬]
ちかごろ巷では伊達直人ブームですね。
子供のころアニメのタイガーマスクをよく見たものです。
あのもの悲しいエンディングテーマはいまでも頭から離れません。
競馬界のタイガーマスクは先日登録抹消となり、中山競馬場で誘導馬となるそうです。
獲得賞金を恵まれない子供たちへ寄付するということで話題を集めましたね。
誘導馬は鞍上の指示に従って落ち着いて歩くことが求められるため、全力疾走という現役時の習性を直すのに手間がかかるらしいです。
強ければそれでいいというわけにはいかないから大変ですな。